バンクーバーは、1969年に国際的な環境保護団体グリーンピースを生んだ街。今もエコを考え健康志向の高い人々が多く暮らしています。ヨガや代替医療が盛んで、動物愛護や地産地消に対する意識が高く、カナダの他の都市よりちょっとリベラルな雰囲気。
 

 
そんなバンクーバーに、全米や英国に430以上の店舗を構える自然食品スーパーマーケットホールフーズ・マーケットが出店したのは当然のことでした。
 

 
本社はテキサス州オースティン。1980年に小さな店を開いて以来、吸収合併を繰り返して着実に業績を伸ばし、今や自然食品流通業界では世界最大手。グルメ食材やオーガニック食品、添加物を含まない自然食品、健康食品などを扱い、値札には産地や生産者名もしっかり記されています。
 

 

 
ホールフーズで販売されている果物は、自然環境にも農作業に従事する人々の人権にも配慮されたフェアトレード商品。
 

 
オープンした当初は、本社が米国なので輸入品ばかりが並ぶのではと心配でしたが、地元からの仕入れを最優先するのが会社の方針とのことで、実際にはかなりローカル色が豊かな品揃え。カナダ特産のスモークサーモンもこんなに種類がいっぱい!
 

 
地元産のポテトチップスも大人気! スキーリゾートとして有名なウィスラーの北の町ペンバートンは、ジャガイモの名産地なのです。ハードバイトの名の通り、ちょっと厚めで、食べ応えがあります。
 

 
カナダは世界一のマスタード生産国。日本で流通しているカラシの原料はほとんどがカナダ産のマスタードだとか。カナダでは、コズリックの製品が有名。一番人気のディジョンとメープル風味はお土産にもいいですね。
 

 
オリーブは量り売りなので、好みのものを少しずつ買いそろえることが可能。小粒なものほど塩辛く、大きなオリーブは意外とあっさりしています。
 

 
パッと見たら普通の牛乳売り場ですが、食物アレルギーや食文化など様々なライフスタイルに対応できるように、豆乳やヤギ乳、ライスミルク、アーモンドミルク、ココナッツミルクなどいろんな代替乳が並んでいます。豆乳アイスはとっても美味しいんですよ♪
 

 
近年欧米諸国で増えている小麦アレルギー。グルテンフリーの食生活をしている人のために、コーンパスタやライスパスタ、ちょっと変わったところではキノアパスタなんていうのもあります。
 

 
サラダバーやデリセクションも充実していて、イートインコーナーもあります。すべて量り売りで、持ち帰りもOK。メニューは国際色豊かで、感謝祭やクリスマスの頃には、ターキーなど季節に合わせた料理もいっぱい!
 

 
キツラノ店には木陰でゆっくりできるカフェコーナーもあります。デリで美味しいランチを買って、のんびりするには最適な場所。
 

 
地元の生産者を応援しながら、体にも心にも地球にもやさしい食品を届けてくれるホールフーズ。行ってみたい!という方は、以下のツアーでどうぞ♪