お天気のいい週末に、バンデューセン植物園に行ってきました。2011年に改築されたビジターセンターは、真上から見ると大きく花開いたランの形をしています。
お目当ては満開のキバナフジ。初夏の5月中旬から6月初旬にかけて、2〜3週間だけ観られる花の小道ラバーナム・ウォーク Laburnum Walk 。
キバナフジは、英語で Laburnum(ラバーナム)、別名ゴールデンチェーン Golden Chain 。日本語ではキングサリ(金鎖)と呼ばれます。フジと同じマメ科ですが、フジとは別属で、エニシダに近いものだそうです。
寒冷地によく育ち、欧米ではよく見かける街路樹です。バンクーバーではバンデューセン植物園の群生が最も有名。
キバナフジの下には、アリウム・ギガンチュームも満開! ネギ科の球根花で、星形の小花が無数に咲いてボールみたい。下から見上げると金色の光が降りそそぐようで、なんだか幸せ気分♪
これを観るためだけに、世界中から写真家が訪れるのもわかります。
バンデューセン植物園の見どころは、他にもいっぱい♪ いろんな種類のリスやマガモのカップル、カナダガンも見かけます。
この時期にバンデューセンを訪れたら、もう一カ所、ぜひ足を運びたいのがシャクナゲの小道ロードデンドロン・ウォーク Rhododendron Walk 。キバナフジとほぼ同じ時期に満開になるのです。
おすすめの散策路は、シャクナゲの小道と平行して木々の中を通る落葉ツツジの小径デシデュアス・アゼーリアス Deciduous Azaleas 。花との距離が近いので、こんな風に撮れちゃいます。
植物園の面積は22ヘクタールで東京ドームの1.7倍の広さがあるので、季節に合わせて見どころを絞って回るのがコツ。
キバナフジやシャクナゲの小道は園内の南側に集中しているので、時間がないときには、そこだけを狙って行くのもおすすめです。
正面玄関のビジターセンター内には素敵なギフトショップや美味しいランチが楽しめるトラッフルズ・カフェもあるので、ゆっくり時間をとってお越しください。
バンデューセン植物園はダウンタウンからかなり離れているので、市バスや電車のカナダラインでお越しください。ちょっと自分で行く自信がないかなーという方には、おひとり様から催行可能なツアーがお便利です♪
季節を彩るふたつの名園散策!
バンクーバー・ガーデンウォーク(ランチ付)